地域を決める
ポスティングの配布地域は、お店から近い地域から優先して配布するのが一般的ですが、業種や商品によっても異なりますし、 また新規出店や既存店でもことなってきます。既存店の場合は顧客リストなどがあればデータにして、顧客が多い地域を狙います。 新規店は広く浅く撒くのではなく同じ場所を2度3度投函することによってポスティングの費用対効果がでてきます。 宣伝をする商品や業種で言えば、その商品を好む世代やその業種を利用する世帯などが多く住む地域を狙って配布します。 また競合店舗に近い地域は反応が落ちる場合が多いので、対策を考えながらポスティングすることが必要です。
タイミング
チラシの種類や内容によって配布するタイミングがとても重要です。季節や祝祭日、人の流動が起こる時期や、 給料日やボーナス時期、また曜日では週末よりなどが効果的と言われています。 例えば大型連休や祝祭日などは飲食関係、エアコンやスタットレスタイヤなどは季節に要因されます。 入学や入社などが多い春先には不動産や引越し、住まいに関係する業種であったり、 人がその商品や業種をもっとも利用する時期に合わせて配布する方が効果的です。 ただ、同業他社も同時に動き始めるため、競合が多い地域では、定期的な配布と時事的情報をプラスして配布していくことが必要です。
効率の良い回り方
ポスティングは効率よく、しかも漏れがなく配布しなければなりません。 そのためには配る前に地図で確認し、回る方法を考えておくことがポイントです。 重複配布、配布漏れを防ぐために、ポスティングするエリアを同じ道を2度通らずに1度だけて回りきる、 一筆書きという方法で確実にポスティングをしていきます。 初めに始点を決め、右手または左手のみを配布するかを決めます。 通りに突き当ったらUターンを繰り返し、まとまった区画を配りきります。始点と終点が同じになるようなポスティングが理想です。
マナー
ポスティングは受け取る側からしたら、一方的に投函されている広告になります。 受け取る側に不満やクレームになるようなことがあれば自社の評判も落ちます。 注意する点は、まず「ポスティング禁止」などお断りの張り紙がある場合や空き家は投函しないこと。 集合住宅などは管理人さんに交渉した後に配布する。そしてポストからはみ出さないよう丁寧に奥まで入れること。 また顔を合わせた場合は笑顔であいさつをすることを心がけましょう。受け取る側に不快感を与えないような最低限のマナーが必要です。